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バンガロールはスタートアップ企業で湧いている。

ここ最近、会社員のインド人と知り合うケースが本当に減ったなあと感じる。
自分のまわりのインド人は、ほぼ起業家かオーナーしかいない。

そんな中、最近のインド人のビジネススタイルの動向に気づいた。
「従業員もオフィスも抱えない」プロデューサー型のスタイル。
インドビジネスは本当に人脈に尽きる。
いかに、目的にあったコネクションがあるか、その人物とどれだけ近いか、
紹介してもらう時に紹介してくれる人が人格者であれば有る程
良いリアクションがもらえる。

特に南インドは関係性がウエットだから、ビジネスライクは通じない。
ビジネス以外でどういった関係性が築けるかがキーだと思う。

数ヶ月前に出会ったクリティティブディレクターが
つい最近再会したら、独立していた。
でも、会社は興していない。
彼の人脈と実績で個人事業主として仕事をまわせるのだ。
彼はクライアントとミーティングをして、自分のブレーンにアウトソーシングし、マネジメントする。
もちろんオフィスもないし、従業員もいない。

また、別の友人は数ヶ月前までIT系のスタートアップの会社を持っていた。
海外への出張も多くビジネスもうまくいっていた。
久しぶりに再会したら前の会社は売却して、新しい会社を立ち上げていた。
要はシリアルアントレプレナーだけれど
新会社は従業員を持たない、オフィスも持たないスタイル。
まだ数ヶ月の会社だけれど、軌道に乗っていると言う。

また某大手インドIT企業も、実は従業員は一桁という話し。

人を抱えない、モノに投資をしない。
この人たちの言っている事は共通している。
そして、私も全く同じスタイルでやっている。
以前よりも格段にスピードと手応えが違う。

何故ならインドは、人の教育に時間とお金がとてもかかる。
インド人も手を焼いているくらいである。
尚更、事業者はリスクを回避したい。

また、家賃も馬鹿にならない。東京と比較はできないが
大阪くらいの家賃だ。そしてデポジットは10ヶ月かかる。

彼曰く、いずれ従業員の数が多ければ多い程
その会社の質が問われるようになると言う。
(製造業はのぞく)

内部保留をせずに外部ブレーンと業務のアウトソーシングで
成り立つ時代がインドの今だ。


次回は生活編で。わたしの生活はほぼアウトソーシングでまわっている。
東京に居るよりも便利な生活をしているのだ。
それがITシティ、バンガロールの今なのです。